
「公認会計士講座 企業法 よいお年を!」菅沼講師ブログ(企業法)
企業法専任講師の菅沼です。
みなさん,短答式試験お疲れ様でした!
試験が終わって数日経ちましたが,いかがお過ごしでしょうか。
難易度,ボーダー等々,いろいろ気になると思いますが,
企業法について振り返ってみましょう。
総評ですが,
近年の試験の中では,最も得点しにくい問題だったのではないでしょうか。
監査管理の方がもっと大変みたいですが。。。
企業法としては,70点以上を取ることができれば,十分合格点なのではないでしょうか。85点以上目指そう!とか言ってた今までとはちょっと感覚が違ってきますね。
まず,なんといっても選択肢6択がひっそりとですが確実に難易度を押し上げてます。
消去法が使えないのは苦しいですね。
また,出題内容の印象として,細かい肢や変なひっかけが目立ったかなと思います。
例えば,
問題3のエ,創立総会の特殊決議の要件
問題7のエ,定時株主総会の招集日に関する規定
問題10のエ,会計限定監査役の事業報告の監査権限
テキストに載ってるし,授業でも説明はしてますが,
ここまでしっかりとおさえられている受験生は少ないでしょう。
特に問題10なんて,知識としては知っていても,ちょっとためらってしまうような出題のされ方でした。
あと,
問題8のア,取締役の定款変更による任期満了の時点のひっかけポイントも
一発で気づくのは難しいんじゃないでしょうか。
気づけたとしても,○肢が3つになってしまい,見返してからだと思います。
こうなってくると,企業法の短答対策は何をやればいいの?
ってなってしまう人が多くなると思いますが,結局は,これです。
「テキストの内容を高い精度でおさえる」に尽きます。
確かに,どんな精度高めてもこの肢は厳しいでしょー,って肢もあります。
でも,勝負はそこじゃないんです。
相対試験で,テキストの内容から出題されているわけですから,その精度勝負なんです。
こう考えると,迷いもなくなるのではないでしょうか!
さて,待ちに待った年末年始!いくら酒を飲んでも誰からも文句言われないから好きです!(別に普段も飲んでますし,誰からも文句を言われてないですが(笑)気分的にね)
何とも言えないモヤモヤ感が残っている受験生が多いと思いますが!人間メリハリが大事!リフレッシュする時は思いっきりリフレッシュして,次の目標に向かって頑張っていきましょう!
では,今年最後になるかもしれないので,言っておきます。
「よいお年を!※」
※「よいお年をお迎えください」の略と解されます(通説)。その意味は,「大晦日までを無事に過ごし,よい新年を迎えてください」,つまり,「年内の無事」と「よい新年のスタート」を相手のために祈る挨拶ということですね。これに対して,「よいお年をお過ごしください」の略と解する説もあるそうです(少数説)。意味は基本一緒ですが,この説は「年内の無事」を特に重視しているということでしょう。年内を無事に過ごさないと,よい新年のスタートは迎えられないので,後者の少数説も結構好きですが,常識がないなんて思われても嫌なので,略さず言うときは,やはり通説どおりが無難でしょう。では,みなさん,よいお年をお迎えください!