
「やりきりとメリクリ」佐藤講師(財務諸表論)
先日,行われた短答本試験の感想を簡単に。
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12問(96点)分,理論の問題が出題されたので,理論のウェイトが大きくなり,また6択になって,難易度が上がってます。
ただ,重要な論点を中心に対策した受講生でも,問題1,3,9,11,13,15の6問は取れる問題。
勝負の分け目は残りの6問。
問題2は,「えっ!?」と思う会社法からの問題。選択肢エは連結計算書類には連結CF計算書は含まれないので確定×。選択肢イはテキストに載ってるし,「会社法上も金商法と同様,IFRSを適用して計算書類を作れるよね」という感覚で○にしてほしいな。
選択肢ウは「中小企業は,中小企業の会計基準等に準拠しなければならない」という趣旨の問題ですが,いくら中小企業でも通常の会計基準に準拠して財務諸表を作成できるハズという通常の感覚で×としたいです。
知らない肢でも,通常の感覚で正誤判定するスキルはとっても重要です。
問題8の選択肢ア,イは,企業会計原則に引当金の測定や偶発資産の規定が存在するという趣旨の問題ですが,講義でも全く取り扱っていない内容なので,「こんな規定はさすがに存在しないよな」と推察して×と判断したいです。
問題18は,CPAの短答問題集の適用指針の問題までガッチリやってればできるけど,やってなければキツイ。5肢中4肢は短答問題集に載ってるので,まぁ上位者はとれたかな。
問題19もALL適用指針から出題。アカデミックなイジメですかね?これは選択肢1に注目。「持分法適用会社の資産は合算対象外なので,連結上の資産のグルーピングにも含まれるわけない」という通常の感覚で×として正解可能。
この「通常の感覚」を養うためには,とにかく会計の根底をがっちり理解することに時間を使うことです。単なる暗記ではこの感覚は絶対に身に付きません!
問題20の選択肢1~3は「企業結合日と事業分離日ってどういう日か」という内容で,正誤判定しにくい。ただ,選択肢4の「対価が株式の企業結合において,株式の時価は合意公表日の合理的な期間の株価を用いる」という内容が従来の規定であることは講義で教えているので,×として正解したいです。
従来の考え方を知っているのは,財表では重要だし,知らない肢が出てきても他の肢さえしっかり正誤判定できれば正解できることをこの問題は再認識させてくれます。
問題21はやっぱり出た「四半期の簡便法」。答練でがっちり対策してましたが,5肢+適切な肢の個数を問う問題なのでちょっとキツイけど,2択までは絞れるかな。
ということで,知らない肢に戸惑いますが,CPAの教材をやりきった受講生は10問は取れる問題だと思います。今回,残念な結果になった受講生は5月に向けて「もうCPAの教材でやってない論点ない」と胸をはれるくらいやりきることを目指してください!
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本題はおしまい。
そろそろクリスマスですね。毎年,この時期になると若手の講師陣やチューターを集めて,クリスマスパーティーをしています。
「女の子とか呼んで楽しく飲もうよ」的なチャラいやつじゃないですよ( ̄△ ̄;)
普通にメンズが集まって酒をひたすら飲むという,単にクリスマスを口実にした飲み会。
ただ,上限2,000円のプレゼント交換はやります,さすがに。この2,000円というのが面白い金額で,何でも買えるわけじゃないけど,そこそこ買えるものはあるという頭を使う金額なのです。
みなさんなら何を買いますか?
ちなみに,前に僕が選んだのが「ねじザウルス」
ネジをドライバーで何回か回すと「+」の部分がバカになって,ネジが締まらなくなりません?ただ,この商品はそうなってもネジが締められる優れモノなのです!
ちなみに去年は,ライトセイバー風に光るビニール傘(笑)
みなさんも機会があれば,上限2,000円でやってみてください!