斉藤講師

「公認会計士試験の短答式試験を踏まえての今後の勉強方法」齊藤講師(監査) 

こんにちは。

監査論の専任講師の齊藤です。

今回の短答式試験の監査論の問題は,例年に比べ,非常に難易度が高かったと思います。各問の解答,難易度,詳細な解説については,ホームページをみてください。

また,今回の試験においては,試験問題として不適切な問題が出題されていると私も思いますが,難易度Aの問題を8割,難易度Bの問題を5割,正答できれば,合格点である60点前後は取れた問題です。つまり,70点以上を取れるか否かは,運不運によるところが大きいといえますが,合格点である60点を取れるか否かは,運不運の問題ではないことを確認してほしいと思います。

そのため,60点を下回ってしまった方は,難易度の高い不適切な問題を考えるよりも,難易度Aや難易度Bの問題を取りこぼした原因を徹底的に考えてほしいと思います。くれぐれも,60点を下回ってしまった方々が,難易度の高い不適切な問題があったからという理由で,難易度A・Bの問題を取りこぼした原因の検討から逃げないでほしいと思います。

では,今回の問題で,難易度A・Bの問題を取りこぼした原因として,どのようなものが考えられるのか??

・ 最初の数問の肢が切れずに,その後の問題を解く際も思考停止状態になってしまった

・ 最初の数問の肢が切れなかった影響もあって,根拠が希薄なのに,○肢または×肢と強引に思い込んでしまった

・ 規定の趣旨を正確に理解していないので,問題を解いている段階で,監査論の視点から分析することができなかった

・ 監査基準・不正リスク対応基準・四半期レビュー基準・保証業務などの重要な基準や,その設定前文/改訂前文の読み込みが甘かった

・監査報告書の記載事項の暗記が甘かった など

このようなことが代表的な原因になっているのではないかと思っています。

では,次に,今後の監査論の学習方法はどのように変えるべきか??また,今後,試験を受けるに当たって,どのような心構えで受けるべきか??

・ 最初の数問について,難易度が高い可能性が高いことを認識しておくこと。そのうえで,最初の数問の肢が切れなくても,その後の問題も冷静に解き続ける。

・ どんなに焦っていても,根拠が希薄な場合には,○肢または×肢と強引に思い込まないこと。

・ 規定の趣旨を正確に理解する。そして,問題を解く段階においても,規定の趣旨に基づき,監査論の視点から分析すること。

・ 監査基準・不正リスク対応基準・四半期レビュー基準・保証業務などの重要な基準や,その設定前文/改訂前文を読み込むこと。CPAの受講生においては,資料集の重要性Aの基準をしっかり読み込むこと。

・監査報告書の記載事項など,暗記すべき論点を網羅的に暗記すること。 など

このように,しっかり原因を分析し,対応策を明確にしてください。試験問題として不適切な問題が出題されるから勉強しても意味がないと思わないでください。また,変に細かなところに重点を置いた勉強をするということもしないでください

今回の試験においても,難易度Aの問題を8割,難易度Bの問題を5割,正答できれば,合格点である60点前後は取れた問題ですから。

そして,一日でも早く,次の目標に向かって,学習を開始してほしい。

応援しています!

齊藤 慶三
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