斉藤講師

「テキストの読み方(公認会計士試験に合格するための勉強法)」齊藤講師(監査)

saitoublog

こんにちは。

監査論の専任講師の齊藤です。

最近,テニス界では錦織選手,サッカー界では本田選手が活躍していますね。

スポーツ好きの日本人にとっては嬉しい限り^^

また,その結果を出すために,非常に努力をしていることや,彼らのメンタルの良さについても報道されていますね。

自分は,どうしても,プロセスやメンタルについての報道の方が気になってしまいます。

なぜなら,自分は,プロセスやメンタルによって,結果が変わると思っているからです。そして,結果が出ないときは,プロセスやメンタルを変えないといけないと考えているからです。

だから,自分は,受講生に対しても,理解するためのプロセスや結果を出すためのメンタルを重視して,常日頃からアドバイスをしています!

自分が,受講生に対して,どのような気持ちで,どのようにアドバイスをしているのか,質問に答えているのかについては,今後のブログで紹介していきたいと思います。

では,ここからが本題。 今日は,「テキストの読み方」について,特に注意してほしいことを一つだけ書いていきます。

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テキストを見ないで,重要な論点を思い出してから,テキストを読み始めよう!

直前期が近づくにつれ,テキストの内容について,実際にテキストを読めば,理解できないというところは少なくなってきます。そのため,なんとなくテキストを読んでしまいがちになってしまいます。しかし,そのようなテキストの読み方をしてしまうと,実際に問題を解こうとした際に,正誤判断ができないということが生じてしまう可能性が高まります。また,短答の勉強をしていると,どうしても細かな規定に目がいきがちになります。

これは,自分も体験したことなので,多くの方も,このような状態になっているのではないかと思います。

しかし,大事なのは,テキストを読めば分かる知識を,問題を解くうえで利用できることになります。

そのため,今回,お薦めするテキストの読み方としては,今から復習しようとしている論点について,テキストを見ないで,重要な論点を思い出してから,テキストを読むことです。

このような作業を1つ入れるだけで,テキストに記載されている内容が,問題を解くうえで利用できる知識になっているのかが分かります。そして,結果として,テキストをなんとなく読んでしまうということも少なくなります。

例えば,監査論の「確認」を復習しようとした場合,以下のような重要な規定の内容を,テキストを見ずに思い出せるかを確認するという作業を入れてみてください。

・確認の定義で大事なポイントが3個あったよね。

・確認の種類は2個。積極的確認の方が,証明力の強い監査証拠を入手できる方法だよね。

・消極的確認については,単独の実証手続として実施するための要件があったよね。基本的には,証明力が弱くてもOKという場合だったな。

・確認は,実在性については証明力の強い監査証拠を入手できるけど,評価の妥当性についての証拠を入手することは難しかったよね。

・積極的確認の回答が戻ってこない場合であっても,できる限り,確認を入手できるように努力する必要があるから,まずは再発送などが必要だったよね。だって,証明力の強い監査証拠を入手したいから。

・確認差異があっても,合理的な理由により生じるケースもあるから,差異の理由を検討することが大事だったよね。 など

ちなみに,自分は,この方法を取り入れてから,理論科目だけではなく,計算科目についても,点数が安定しました。また,思い出せる論点が増えることによって,自分が成長しているという実感をもつこともできました。

このように,テキストの読み方一つとっても,色々な方法があるとは思いますが,理解している知識を,問題を解くうえでも使用できるものにしていくために,色々と試してみてください。

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最後になりましたが,残りの2ヶ月で,実力や成績は,ぐんぐん伸びます!

寒くなってきましたので,くれぐれも体調には気を付けて,頑張っていきましょう^^

齊藤 慶三
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