「公認会計士論文式試験(14年8月)の直前期において心掛けたい事」チューター矢代講師
みなさんはじめまして。CPA早稲田校チューターの,矢代森生です。
読者の方の中には,目前に迫った論文式試験に向けて,ラストスパートをかけている方もいらっしゃると思います。
そこで,今回は,去年の論文式試験を経験したばかりの私の立場から,直前期の過ごし方についてマジメに考えてみたいと思いますので,お付き合いください!
論文式試験の直前期において心掛けたい事として,今回は以下の2点を挙げたいと思います。
①不安要素を一つ一つ潰していくこと。
②ポイントを絞り,やり切ったという達成感を持って本番に臨むこと。
まず一つ目についてですが,これは短答直前期においても同じことが言えます。
みなさんは,会計士試験の各重要論点について,自分の言葉で「語る」ことができるでしょうか?少なくとも去年の私は,「出たら嫌だな…」と思う(けど重要な)論点がいくつかありました。このような状況を放置すると,仮に出題された場合に高得点が望めないばかりか,カバーできていない論点があるという不安が心に引っかかったまま,本番を迎えることになってしまいます。
ですから,得意な論点の確認を優先しつつ,少しでも不安のある論点については,講師を良い意味で利用して,一つ一つ不安を取り除いてほしいと思います。
次に二つ目ですが,これはある意味「無理に頑張りすぎない」ということです。本番直前,ベストを尽くしたいのは当然ですから,どうしても「あれもこれも」と手を広げすぎたり,無茶な計画を立ててしまいがちになります。
そこで私が心がけたのは,ポイントを絞った上で全部やり切るということです。その方が重要な箇所を重点的に復習できますし(リスクアプローチ!),やり切ったという達成感を持って本番に臨むことができるので,無理に計画を詰め込みすぎるよりもオススメです。
さて,ここまで私なりにオススメする直前期の過ごし方を紹介してきましたが,結局のところ受験生一人ひとりによって過ごし方は変わってくると思います。私も息抜きで,某倍返しのドラマは欠かさず見たりしていました。あれ,面白かったですからね。
色々と,書いてきましたが,何より,抜群の体調で,自信と達成感を持って受験することが力を発揮する大前提であるということを忘れずに,バランスを大事にしながら,残された時間を過ごしてほしいと思います。
「公認会計士試験は,努力が報われる試験である」-会計士試験の勉強を始める時,そんな説明を受けたかもしれません。試験勉強をマラソンに例えれば,皆さんは既に99%の道程を走ってきました。「あの言葉は本当だった!」と実感するために,悔いが残らないように最後まで走り切ってください。応援しています!