
公認会計士講座カリキュラムを進める上での注意点!祝☆横浜4位浮上からわかる,遅れを取り返すことの難しさについて! 登川講師(簿記)
『3連勝!祝☆4位浮上!!借金はついに5まで来た!!!』
冒頭からすみません,最近のプロ野球の話です。横浜DeNAベイスターズの話です。
プロ野球を知らない方向けに少しだけ説明すると,
横浜DeNAベイスターズは横浜という大都市に本拠地を置きながら,例年圧倒的な弱さを誇っている球団です。
最後の優勝は15年以上前の1998年であり,ここ数年は常に最下位争い,もしくは,単独で最下位生活を謳歌しています。
このような状況なので,他球団のファンからは「横浜=弱い」という公式が確固たるものとして定着しておりますが,自分は違います。
毎年毎年シーズン始まる前は「もしかしたら今年は優勝いけるんじゃないか!?」と本気で期待しています。
しかし,シーズン始まれば負け続け,少しもドキドキさせることなく,自分の期待はのっけから裏切られております。
実際,今年も例年通りに事は進み,4月は7勝18敗という圧倒的な最下位スタートでした。
「また今年もか…」
しかし,そこから今年は違いました!
5月から8月まではなんと44勝38敗で,5月以降だけの成績を見ると1位とほんの僅かな差で2位なのです!
つまり,4月がもしオープン戦(練習試合)だとするならば,横浜はもっぱら優勝争いしていることになります。
ただ,現実にはそんな都合のいい話はありません。
5月以降はリーグで1・2位を争うくらいの勝率にも関わらず,最初に大きく出遅れた結果,8月終盤になりようやく4位に上がったばかりで,借金(負け越し)に至ってはまだ5も残っています。借金生活から抜け出すのにはもう少し時間がかかりそうです。
(この時期に4位になっているだけでも例年に比べれば大大大躍進ではありますが笑)
このように,今シーズンのベイスターズからわかるとおり,序盤に出遅れてしまうと,その後トップクラス級に頑張ったとしてもなかなか借金生活からは抜けだせないのです。
これには理由があります。
野球というのは優勝チームでも勝率は6割前後,つまり,一番強いチームでも3試合すれば1回は負ける計算なのです。
そうであるならば,3連戦やったとしても2勝1敗が関の山ですから,借金は1しか減りません。
つまり10の借金を返すならば,3連戦を10回,つまり1ヶ月以上トップクラス級の成績を残し続けないと借金はゼロにならないのです。
ここから得られる1つの教訓は,
優勝を目指す際に,序盤に出遅れるとその遅れを取り返すのは非常に大変
ということです。
この教訓を公認会計士試験に当てはめるならば,
公認会計士試験の合格を目指すなら,序盤に出遅れないことが重要
ということが言えます。
8月から始まる一般的な2年コースでは週のコマ数は2・3コマになります。
仮に例えば講義のコマ数が週3コマ,で1週間さぼってしまうと遅れが3コマになります。
他の人と同じコマ数だけやるならば,この遅れはいつまでも取り返せません。
他の人よりも週1コマ多くやるならば,遅れを取り返すのには3週間もかかります。
1週間の遅れを翌週に取り返そうとするならば,翌週は週6コマもやらなくてはなりません。
もし2週間サボったらもっともっと遅れを取り返す負担は増します。
つまり,ほんの気の緩みだけで遅れは作れるので,遅れることはたやすいですが,それを取り返すのは時間的にも精神的にも容易ではないのです。
このことを肝に命じましょう。
そして,公認会計士講座のカリキュラムを順調に進めるために「遅れたら頑張る」という発想ではなく,
「遅れないように日々カリキュラム通りに受講する!」という気持ちで日々の学習に取り組みましょう!
プロ野球の球団はシーズン優勝という大きな目標に向かって日々試合します。
会計士の受験生は公認会計士試験合格という大きな目標に向かって日々カリキュラム通りに学習しましょう!
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ちなみに,今回は講義のコマ数だけに注目しましたが,
1週間でやるべきことは,講義の受講以外にも,その講義の復習,過去の論点の復習,答練の受講と多々ありますので,
そこまで考えると,実際にはより追いつくのが大変と言えます。
大学生の受講生の場合には,まだ夏休みは1ヶ月程度あると思います。
今の時点で遅れてしまっていたとしても,時間的にまだまだ挽回は可能です!頑張りましょう!
燃える受験生たちよレッツ・ゴー!夢を追いかけろ!(ベイスターズ応援歌より一部改変して抜粋)
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CPA会計学院 財務会計論講師
登川雄太
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