登川講師

財務諸表論が始まりました!~簿記と財表の関係を意識して財務会計論を得意にしよう 登川講師(簿記)

東京はまだ8月だというのにめっきり秋のような気候ですね。

そんな少し肌寒い日にCPA日吉校では熱い熱い財務諸表論の講義が始まりました。

今回は財務諸表論の勉強法について,簿記講師からのアドバイスです。

簿記と財務諸表論は講義は別々に行われますが,だからといって別々の科目というわけではありません。
本試験では「財務会計論」という科目名で1つの科目として試験が行われるのです。

つまり,簿記と財表は表裏一体!お互いが切っても切り離せない関係!ということです。

例えるなら,

サイモンとガーファンクルのデュエット!

ウッチャンに対するナンチャン!

高森朝雄の原作に対する ちばてつやの「あしたのジョー」!

・・・・・・・・・つうーーっ 感じですかね!

(急にすいません。ジョジョネタです。)

具体的に簿記と財務諸表論の科目の中身を説明すると

簿記は財務諸表に計上される金額の計算方法を学ぶ科目であり,

財表はなぜそのような金額で計上するのかという理由を学ぶ科目となります。

まさしく表裏一体です。

表裏一体であるが故に,財表を勉強しているときは簿記を,簿記を勉強しているときは財表を意識することが重要です。

例えば,財務諸表論の初回の講義では,

『会計とは「認識→測定→記録→報告」であり,記録(要は仕訳)して「はい終わり」ではなく,報告(F/Sの作成)までを含んだ概念』

ということを習ったと思います。

簿記を意識していなければ,まあそうだよねで終わってしまいます。

しかし,これは簿記の講義で散々言っている,

『簿記を勉強する際は仕訳を暗記するのではなく,F/Sの結論をおさえましょう』

ということとつながっています。

このように,常に簿記を意識しながら学習することが,財表を理解を深める上で重要になります。

さらに!

財表の理解が深まると簿記の計算力があがります。

そして!

簿記の計算力が上がると財表の理解がより深まります。

つまり!

簿記・財表の理解は相互に作用し合うのです。

これを活かさない手はありません。

簿記と財表が表裏一体ということを意識して学習し,財務会計論自体の力を飛躍的にアップさせることを目指しましょう!

財務会計論を制するものは会計士試験を制す…

このセリフは決して大げさではありません。

1年目は簿記も財表も勉強時間はたっぷりとれるので,是非とも財務会計論を得意にする!というつもりでやってほしいと思っています。

「簿記が財表を!財表が簿記をひき立てるッ!」

これが理想形です。

登川講師の個人サイト『会計ノーツ』はこちら!

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CPA会計学院 財務会計論講師
登川雄太
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