
「公認会計士講座 財務諸表論 配当金の支払いは資本取引?」佐藤講師(財表)
こんにちは。
財務諸表論の専任講師の佐藤です。
これから月に1回ブログをアップすることになりましたが,
まぁ,やるなら楽しく気楽にやってみようかな。
まずは,私の好きなことでも話しましょうか。
やっぱり「酒盛り」かな。「古典酒場」って雑誌,知ってます?
古き良き酒場を色んな観点から特集している雑誌で,
数か月前に大人買い(6冊くらい)しました。これ見ながら,
「この酒場に行きたいなぁ」とか考えている今日この頃です。
おっさんしかいない酒場に興味のある方は,まずは1冊ご購入を!
さてさて,くだらない話しすぎると怒られるので,本題に行きますか。
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8月の論文式本試験を受験する方もいるかと思いますが,
財表の問題を解く上では,会計理論的に考えて「合理的」といえる記述,
これを一番重視すべきかと。
私が論文式本試験を受けたのは10年前(26歳かぁ,まだ若いね)。
その時に「配当金の支払は資本取引にすべきか,損益取引にすべきか」
という問題が出題されました。
みなさんは,どう考えます?
現在のCPAのテキストでも一般的にも「配当金の支払は株主との直接的な取引だから,
資本取引だよね」と書き示されています。
でも,私は当時そんなことは知らなかったので,試験中に考えたんですよ。
「資本提供者である債権者への利息の支払いが資金調達費用なのであれば,
同じく資本提供者である株主への配当金の支払も資金調達費用,つまり
損益取引として処理すべきなのでは?」と。
当時の大手専門学校はやはり「資本取引」で解答を出していましたが,
おそらく,,,っというか9割方この記述でも点数がきたんだと思います。
会計ってものすごく多面的で,1つの会計処理の論拠といっても
ほんとにいろんな角度から説明できるですよね。
そう考えると,重要なのはいかに会計的な「合理性」を示せるかなんですよ。
概フレ,IFRSの考え方,我が国の最近の動向などなど,
みなさんは様々な考え方を知識として入れているはず。
その知識をFULLに使って,合理的なことを書き殴れば,
いい結果出ると思うんですよね。
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はい,マジメな話はおしまい。
先日,企業法の菅沼,簿記ののぼり,租税法の有賀らと
品川のビアガーデンに行ってきました。
ビルに囲まれた屋外で飲むビールって,やっぱりうまい。
別に屋内でもビールはうまい。
若手の講師陣と飲むことも結構多いけど,こういう時はマジメな話とか
CPAの話とかは一切しないんですよね。
ひたすらくだらない話をして,ひたすら酔っぱらう感じ。いいんですよ,これで。
酒の場で真面目な話,これが一番不要ですよね。
それでは,またお会いしょう!!